わたしとあなたのありのまま ‥3‥

庇うようなことを言う二人の優しさにウルッとなった。



「そうか? 俺は楽しかったし。オモロいぐらいボールに触れねぇ」

当の本人田所は、そう言ってヘラリと笑った。



そうでした。この人のお気楽脳天気は筋金入りでした。忘れていました。



『カッコイイとこ見せたい』なんて願望、田所には微塵もなくて。

田所の、そんな風に格好つけないところが、すごく格好いいと思う。


親バカならぬ彼バカではありますが。



「でもさ、照哉くん、あんなにバレー上手なのに、どうしてバレー部に入らなかったの?」

ちょっとだけ気になったので聞いてみた。


知り合ったのは二年の時だけど、その時からずっと、照哉くんは帰宅部だ。



「これで揉めて強制退部。なぁ?」

瀬那くんが小指を立てて見せ、にんまりほくそ笑んで言う。



お前はオヤジか。


というか、瀬那くんの『リア充撲滅計画』、いよいよ決行か?