わたしとあなたのありのまま ‥3‥

「ほら、な?」

何故だか勝ち誇ったようなドヤ顔で私を見下げ、田所は言う。



「何が『ほら』だよ。進藤くん、肯定なんかしなかったじゃん」


良く頑張ったねって言われただけじゃん。


一応、田所の華麗な勘違いに突っ込みを入れて、遠ざかる進藤くんの背中になんとなく視線をやった。



「あれ、ほのかちゃん? 進藤くんのスリーポイントにときめいちゃった? 言っとくけどあれは俺の好プレイが……」


「もういいよ、わかったって」



田所はヤキモチのやき方がその時の気分で違う。怒り顕わに凄まじく攻撃的だったり、今みたいに茶化して誤魔化したり。



田所自身、進藤くんの素晴らしいプレイと爽やかスポーツマンシップに感動してんじゃないかな。多分……。





なんだかんだで午前中の競技は全て終了し、お昼休みになった。


私と綾子は教室へ戻って、早々にお弁当を食べ終え、今日もいつものごとく中庭へ。