わたしとあなたのありのまま ‥3‥

「でもそれ知らないなら、何で進藤くんのこと知ってんの?」

綾子が不思議そうに私の顔を覗き込む。


痛いとこ突いてくるなぁもう……。



「えっと……進藤くん、今、田所と同じクラスだし、その関係で」

おずおずと曖昧に答えれば、綾子は何か勘付いたみたいだ。その眼差しからは、猜疑心しか感じられない。



「てかさ、どうして田所以外はみんな、こうもカッコイイの?」

慌てて話を逸らせば、

「え? 逆に私は、どうして田所だけがこうも無様なのか知りたいけど?」

酷い中傷が返って来てムッとする。



「全然逆じゃないし。言い方変えただけで、意味おんなじだし。てかそれ、悪口だし。田所のことバカにしたら、私が許さないからね。謝って、綾子。頑張ってる田所に謝れ!」


「そんな怒んないでよ、冗談だって。あんな下手くそでも、すっごい楽しそうだし。見ててほのぼのする」


「…………。やっぱ褒めてないじゃん!」


「褒めてるよ!」