わたしとあなたのありのまま ‥3‥

「さっすが、元キャプテン」

綾子が当たり前のように呟き、

「え? 今、何て?」

と思わず聞き返した。



「だから、もう引退してるから、『元』キャプテン、でしょ?」



いや、そこじゃなくてですね、綾子さん。



「綾子、進藤くん知ってるの?」


「知ってるも何も。今年、うちの男バス、県、行ったじゃん」


「えー知らない」


「嘘でしょ? 私はこの事実を知らないヤツ、知らない。てか、今初めて知ったわ、ここに居たのね。

でもまあ、県では一回戦惨敗だったけど。みんなに『まぐれかよ』とか言われてて、ちょっと可哀想だった」


「へぇ……そんな悲しい出来事がねー」


「ほのか、全然そんな風に思ってないでしょ? ぶっちゃけ、どうでもいいとか思ってんでしょ?」



何故バレた?