ガツッ――
鈍い音がしたと思ったら、
「……ってっ!」
右隣が叫び声をあげる。
見ると田所は、身を丸めて折った左足を抱え、悶え苦しんでいた。
通りすがりに瀬那くんが、ローキックを食らわせていったらしい。
涼しげに歩く瀬那くんの後ろ姿は既に、校舎と体育館を繋ぐ渡り廊下に辿り着いていた。
「何であんなこと言うの? 瀬那くんが今どんな気持ちか、田所わかってんでしょ?」
苦しんでいるところ悪いんだけど、言わせて貰います。
「ちょっと捻くれてるけど、根性悪いなーって思うことも多々ありだけど、それは寂しいからでさ、根はいいヤツじゃん。友達として温かく見守るってこと、できないの?」
「俺らにへばり付いてて、そんでアイツの寂しさ紛れんのかよ? お前、気付かねーの? 俺らと居る時の瀬那、明らかにテンションおかしいだろ? どっか故障してんだろ?」
鈍い音がしたと思ったら、
「……ってっ!」
右隣が叫び声をあげる。
見ると田所は、身を丸めて折った左足を抱え、悶え苦しんでいた。
通りすがりに瀬那くんが、ローキックを食らわせていったらしい。
涼しげに歩く瀬那くんの後ろ姿は既に、校舎と体育館を繋ぐ渡り廊下に辿り着いていた。
「何であんなこと言うの? 瀬那くんが今どんな気持ちか、田所わかってんでしょ?」
苦しんでいるところ悪いんだけど、言わせて貰います。
「ちょっと捻くれてるけど、根性悪いなーって思うことも多々ありだけど、それは寂しいからでさ、根はいいヤツじゃん。友達として温かく見守るってこと、できないの?」
「俺らにへばり付いてて、そんでアイツの寂しさ紛れんのかよ? お前、気付かねーの? 俺らと居る時の瀬那、明らかにテンションおかしいだろ? どっか故障してんだろ?」



