わたしとあなたのありのまま ‥3‥

もう、本当に――

嫌になる。


自分でもうんざりするぐらい、田所のことが好き。



「ハゲろ田所」

いつもの呪文を口にして、田所の頬を手の平で遠くへ押しやった。実際は、大して遠くないけども、気持ち的には目一杯遠くへ。



「バカップルが……イチャイチャしやがって。クソつまんねぇ」

ぼそり、低く呟いて瀬那くんが立ち上がった。



「最近のお前ら何だよ? 俺が邪魔に入っても温かく受け入れるし、やたらイチャつくし。つまんねぇわ、クソッ。この世のリア充、全員死ね、滅びろ」

もの凄い不機嫌顔で私たちを見下げて、瀬那くんが毒づく。



急にどうしたんだ、瀬那くん。


というか……わざとお邪魔虫やっていたのだね、瀬那くん。

性格悪すぎだぞ、瀬那くん。



「妬むな妬むな、飢餓状態で欲求不満のせーなくん」

田所がそんな瀬那くんを見上げ返して、更に煽るようなことを言う。



バカだろ? お前絶対、バカだろ?