わたしとあなたのありのまま ‥3‥

「だけ?」

瀬那くんに聞き返され、「うん、だけ」と答れば、ぶはっと、今度は本格的に笑われた。



「でも、ジャンケンで勝ち取ったんだからね。勝負はねー、種目決めの時点でもう始まってんだから」

苦し紛れにそんなことを言い張れば、

「お前の勝ち取った勝負、相手、味方じゃねーか」

田所から冷ややかに、正当な突っ込みが入った。



くっそぉ……。



「ほのちんらしい……。綱引きだったら、足引っ張っても誰だかバレねぇし?」

「ちょっと瀬那くん! 私が足引っ張る前提で話すんの、止めてくれる?」



「まあでも、ほのかとスポーツって全く結びつけらんねぇよな。あと真珠も」

言われて田所に視線をやれば、笑いを必死に噛み殺している。



どうして今、真珠が出て来るんだ。『ブタに真珠』って言いたいの?

ブタには結びつけられるみたいですね、良かったですね。