「で、田所は?」
「バスケ」
右隣の田所はこちらを見向きもせずに、正面向いたままどうでもよさそうに答えた。
「なんでバスケ?」
「『なんで』って、理由がいんのかよ?」
「だって田所、中学ん時サッカー部じゃん」
「バーカ、だからだわ。『元サッカー部』の肩書が俺には重い」
田所はようやくこちらに視線を寄越し、妙に真面目くさった顔で言う。
「何それ、大袈裟な。てか、田所ってバスケ出来んの?」
「てめ、ふざけんな。俺のダンク、まじやべぇぞ。昨日も華麗に決めてやったし。なぁ?」
身を少し乗り出して、田所は私を通り越して瀬那くんに同意を求めた。
そう言えば、昨日の放課後、田所がバスケの練習をしに行くって言ったから、一緒には帰らなかった。
「えー、すごいじゃん」
思わず感嘆の声が漏れた。
『ダンク決める』って、人間業じゃなくない? 素敵過ぎじゃない?
「バスケ」
右隣の田所はこちらを見向きもせずに、正面向いたままどうでもよさそうに答えた。
「なんでバスケ?」
「『なんで』って、理由がいんのかよ?」
「だって田所、中学ん時サッカー部じゃん」
「バーカ、だからだわ。『元サッカー部』の肩書が俺には重い」
田所はようやくこちらに視線を寄越し、妙に真面目くさった顔で言う。
「何それ、大袈裟な。てか、田所ってバスケ出来んの?」
「てめ、ふざけんな。俺のダンク、まじやべぇぞ。昨日も華麗に決めてやったし。なぁ?」
身を少し乗り出して、田所は私を通り越して瀬那くんに同意を求めた。
そう言えば、昨日の放課後、田所がバスケの練習をしに行くって言ったから、一緒には帰らなかった。
「えー、すごいじゃん」
思わず感嘆の声が漏れた。
『ダンク決める』って、人間業じゃなくない? 素敵過ぎじゃない?



