田所と二人、どちらからともなく足を止めた。
繋いでいた手にギュッと力を込めて、
「遠回りしよ?」
隣の田所を見上げて言った。
田所はそんな私を困ったような顔で見下げた。
「んな避けるよーなこと、ダメだろ? もし、アイツが気付いたら……」
なんて。自分のライバルに対して不思議な思いやりを見せる。
田所は優しい。不必要なぐらいに他人(ヒト)の痛みがわかるというか。
そんなんじゃ生きにくいでしょ? って時々思う。
「でも、」
気まずいでしょ、そう続けようとしたところで冬以と目が合ってしまって焦る。
どうしよう。
こんなギャラリー多い中、冬以にお昼休みの続きを語られでもしたら、明日からの私の学校生活は大惨事だ。
繋いでいた手にギュッと力を込めて、
「遠回りしよ?」
隣の田所を見上げて言った。
田所はそんな私を困ったような顔で見下げた。
「んな避けるよーなこと、ダメだろ? もし、アイツが気付いたら……」
なんて。自分のライバルに対して不思議な思いやりを見せる。
田所は優しい。不必要なぐらいに他人(ヒト)の痛みがわかるというか。
そんなんじゃ生きにくいでしょ? って時々思う。
「でも、」
気まずいでしょ、そう続けようとしたところで冬以と目が合ってしまって焦る。
どうしよう。
こんなギャラリー多い中、冬以にお昼休みの続きを語られでもしたら、明日からの私の学校生活は大惨事だ。



