そして……。
「ほのか――
俺に抱かれてみない?」
あまりのびっくり発言に絶句してしまう。私の顔、今燃えているんじゃないだろうか、もの凄く熱い。
「冗談だよ」
プッと吹き出した冬以の笑顔は、妖しいほどに魅惑的で、胸がざわめいて仕方がない。
『冗談だよ』って言われても、乱れてしまった心と呼吸はそう簡単には元に戻ってくれない。
どうしてくれるんだ。
何とか言ってよ田所!
私の肩からダラリと垂れ下がっている田所の両腕を、ギュッと握った。
なのに、ノーリアクション。
気になったから、ゆるゆると振り返って見上げれば、田所はただ呆然として冬以を見詰めている。
「ほのか――
俺に抱かれてみない?」
あまりのびっくり発言に絶句してしまう。私の顔、今燃えているんじゃないだろうか、もの凄く熱い。
「冗談だよ」
プッと吹き出した冬以の笑顔は、妖しいほどに魅惑的で、胸がざわめいて仕方がない。
『冗談だよ』って言われても、乱れてしまった心と呼吸はそう簡単には元に戻ってくれない。
どうしてくれるんだ。
何とか言ってよ田所!
私の肩からダラリと垂れ下がっている田所の両腕を、ギュッと握った。
なのに、ノーリアクション。
気になったから、ゆるゆると振り返って見上げれば、田所はただ呆然として冬以を見詰めている。



