フッ―




栗原らしいな。





「おー走ってんな~」




「祐也君!どこ、いってた…ひゃっ!」





冷たい缶ジュースを栗原の頬に当ててやった。






驚く栗原。






それがなんか、





不覚にも可愛くて、





思わず目をそらして、





「とくべつに、おごってやるよ」




こんな言葉しか言えなかった。