イタズラな笑顔



次の日、学校の階段を少し重い足取りで上る。





だって、気まずいじゃんっっ!!





あ、でも意識するほうが変かな?





祐也君にとってはきっとなんでもないことなんだろうし!






第一、熱あったから覚えてないよね?




きっと!





うん!





自分で自分を納得させ、教室の前に立つ。







すうっと息を吸い、ドアを開けた。






「おはよっ!」