イタズラな笑顔




「―わかった」





ようやく祐也君はわかってくれたみたいで、
あたしは立ち上がって保健室へと走り出した。





祐也君との特訓のおかげで、前に比べて速くなってきた。





よかった、ちゃんと生かせてる。






夢中で保健室へと飛び込んだ。






「先生っ!熱出して倒れてる子がいるんですけどっ!」