「―わかった」 ようやく祐也君はわかってくれたみたいで、 あたしは立ち上がって保健室へと走り出した。 祐也君との特訓のおかげで、前に比べて速くなってきた。 よかった、ちゃんと生かせてる。 夢中で保健室へと飛び込んだ。 「先生っ!熱出して倒れてる子がいるんですけどっ!」