イタズラな笑顔







隣で走ってる祐也君の肩がぐらりと揺れた。





?!




えっ?!




「祐也君!!」





地面に倒れてる、どうしよう!




反射的におでこを触ってみると、





「熱っっ――!」




熱があるみたい!どうしよう…





様子がおかしかったのは熱があったからだ…





バカだ…あたし。





様子がおかしいことに気づいてたのに、なんの声もかけなかった…




サイテーだ、あたし。