パシッッ――



祐也君にバトンを渡した。






はぁ、はぁ、はぁ、





「つ、疲れたぁー」





周りの男子は、イラついた表情であたしを見てる。









はぁー




だから、イヤ。







そんなことを考えながらも、






目はずっと祐也君を追っていた。