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1位になってみんなに囲まれるあたしの好きな人。
祐也くんと目があった。
胸が苦しくなって目をそらす。
そのとたん、祐也くんがこっちに歩いてきた。
「おい」
?!
手首を掴まれた──
真剣な目で見つめられる。
なんだろ、話しかけてくれて嬉しいけど心に
っかかるものがある。
「祐也くん…」
「ちょっとこい」
グイッ
?!
手首を掴まれたまま、連れていかれてしまった。
みんながいる前で恥ずかしい。
「ちょ、ちょっと?!ゆっ祐也くんっ?」
頭の中が混乱する。
なんであたし祐也くんに連れてかれてるの?!
しかも、手首を掴まれながら──