イタズラな笑顔



メシを食い終わってふらふらしてると栗原が見えた。




わっ圭としゃべってるし。




なんか顔赤ぇし。




なんか照れてやがるし。







なんだよ!!





圭のこと好きなのかよ!





おんぶされて惚れたのか?





──っあぁ!!





イラつく!









「祐也君」






栗原がこっちに向かってきた。






なんだよ!!





こっちくるなよ!圭のとこにいればいいだろ!





それでも口から出てくるのは





「栗原もう平気なん?」




ハァ…







「…心配してくれたの?」






思いがけないひとこと。





しかもそんな照れて言うな!





あーーーー!!





可愛いんだよ!





やっぱキライだっ!





「…別に」




こんな態度しかとれねーんだよ!