午後の部が始まる。 午後は暇。 もっと出ておけばよかったかなと思った。 一生懸命やれば、誰も責めたりしないってこと、わかったから―― まぁ、紅葉もあと一種目しかないし、 話したり応援したりできるからいいんだけどね! 次は、大縄か。紅葉出るんだったよね。 「紅葉、がんばってね!」 「うん、ありがと!」 祐也君もかー。 祐也君と同じなら出ておけばよかったかも。 でも、こうして応援できるのもいいよね。 そんなことを考えていたら、 「よーい、はじめ!」 あたしのクラスの大縄が始まった。