学校はあっという間に終わった。
ぼんやりしてる間に。
一人で帰ろうとすると圭が話しかけてきた。
「なぁ、今日どっかよらねぇ?」
「いいけど?」
「聞きたいことあるから♪」
圭はにやっと笑って言った。
あーそーだよな、圭はあんなことあって引き下がるようなヤツじゃねーよな。
圭は調子に乗ってるけど、秘密は守るヤツだ。
何より、俺の一番の友達だと思ってる。
「…わかったよ」
しぶしぶ言うと、
「やった~♪さっすが祐也♪」
妙なテンションになって走り出した…
「待てや!!」
仕方なく俺も走った。
てか、病み上がりなんですけど?


