「どーでもいいけど、みんな席に戻った ら?そろそろ先生くるんじゃねーの?」




とりあえず、みんなを席につかせねーと。



俺がこう言うとみんなは慌ただしくそれぞれの席へ戻った。



ハァ…



マジ勘弁。



こんなことになったら、俺コクるタイミング失うじゃん。



俺、気づいたらすぐコクりたいタイプなんですけど。



やべ、俺、完全に失敗したわ。



よりによってクラスで栗原好きじゃない宣言しちゃったし。



てか、圭!



おまえのせいだからな!





栗原、、



どう思ったんだろ――




隣の席にいる、栗原。




近いのに、栗原の気持ちはわからない。



でも、栗原の気持ちがどうであれ、笹山先生が応援してくれてるから、



絶対、惚れさせてみせる。