やっと放課後になった。 体力少しは回復したかな… 立つとめまいがする。 でも朝よりはいいかも。 俺が外に出ると栗原はもういた。 「祐也君ー、やろっ!」 いつもの明るい笑顔。 「――あぁ」 「…始めるぞ」 俺がやる気ない返事をしたせいかなにか、 栗原は少し不安そうにうなずいた。 さて、走るか… 頼むから体動いてくれよな…!