気持ち




私は軽くパニック状態だった。

先生「柚ちゃん。ちょっと立てるかな?」

先生はゆっくり私を立たせ支えながら職員室まで歩いていった。

先生「そこのソファーに座ろっか。」

私は苦しくて何も考えられなくなっていた。

先生「深呼吸しようか。」

先生の言うとおりに深呼吸をしていたらだいぶ落ち着いてきた。


柚「はぁ…。先生、ありがとうございました。」

先生「全然大丈夫だよ。今日は生徒の数が多かった初めての人もいたからびっくりしたかな?」

柚「いえ。質問攻めにされた時にみんなに囲まれたら前の学校のことを思い出してしまって…。」

先生「そっか。柊夜くん呼ぶね?」

柚「……ぇ?」

先生「どうした?」

柚「柊夜は呼ばなくていいです。迷惑かけちゃうから。」

先生「柚ちゃんになんかあったらすぐに電話するように頼まれてるの。」

柚「…でも。」

先生「電話しなかったら私が怒られちゃう。」

先生はそう言いながら電話をかけ始めた…。