―――夜中
はぁ…はぁ…
苦しい。
どうしょう…。
怖いよ…。
私は必死に柊夜を揺すった。
柊夜「…ん?」
柚「はぁ…柊夜…たす…はぁ……け…て…。」
柊夜は驚いたがすぐに医者の顔になった。
柊夜「柚!どうした?」
柚「わ…かん…ない。はぁ…はぁ…」
柊夜「過呼吸っぽいね。ゆっくりでいいから深呼吸しよっか。」
柚「…うん。」
すぅ――はぁ…はぁ…
なかなかうまく深呼吸ができない。
柊夜はカバンから聴診器を取り出してきた。
柊夜「柚。大丈夫だから深呼吸続けようね。」
柚「はぁ…はぁ…柊夜…抱っ…こ…して…?」
柊夜「いいよ。」
柊夜は優しく抱っこをしてくれた。
柊夜「柚、ゆっくり深呼吸。」
すぅ――はぁ…はぁ…
すぅ――はぁ―はぁ…
柊夜「上手だよ。」
すぅ――はぁ――…
柚「はぁ…もう大丈夫。」
柊夜「良かった。ちょっと横になろっか。」

