気持ち




私は職員室みたいなところに通された。



先生「改めて先生の自己紹介するね。私は渡辺梓(あずさ)です。これからよろしくね。」

柚「…よろしくお願いします。」

私は先生と目を合わせることができない。

先生「実は柚ちゃんの彼氏の柊夜くんのことは前から知ってるんだよ。先生が2つ上で柊夜くんとは高校が一緒だったんだ。」

柚「…そうなんですか。」

先生「柊夜くんは幸せだね。こんなかわいい彼女さんがいて。」

柚「…そんなことないとおもいます。」

先生「なんで?」

柚「…いっぱい迷惑をかけているから。」

先生「そんなこと思ってないと思うな。」

………でも。
柊夜にはいっぱいいっぱい迷惑をかけてる。

先生「柊夜くんは柚ちゃんがいてくれるだけで幸せだと思ってるはずだよ。」

柚「……。」

先生「あっ!!もう1時間もたってるね。柚ちゃんどうする?」

柚「…帰りたいです。」

先生「わかったよ。1時間もいてくれてありがとう。また次に来るときに待ってるね。」

柚「…はい。」