気持ち



柊夜が私の体を支えながら腕を固定している。
その腕を見られたくなくて引っ込めようとするけど柊夜がそれを許さないように力を入れる。

悠汰「痛かったでしょ?ちょっと消毒するからね。痛いかもしれないけどがまんしてね。」

私は自分でつけた傷をじっと見つめるだけ…
消毒されて痛いけどそれでよかった。痛みを感じる。
生きてるんだって…感じるから

消毒したところはガーゼが貼られてキレイに包帯が巻かれていく。

傷が見えなくなったことで不安を感じた。

そして柊夜たちを悲しませて
私は人を不幸にしかしない…



どうしたらいいの…?



私はただただ涙を流していた
柊夜は黙って背中をさすってくれる

悠汰先生と絢奈看護師さんはその様子を確認すると部屋から出た。