気持ち





しばらくすると、柊夜はゆっくりと部屋から出て行った。
点滴を抜いたところは止血されて絆創膏がしてある。
そして反対側の手には新しく点滴がしてあった。


柚「…やだ」

点滴にはテープでしっかりと止めてあるけどそれがいやで目をつぶって力いっぱい引き抜いた。

…痛い。
点滴が刺してあったところからは血が出てくる
痛みを感じて…血が流れるのを見て生きていることを感じた
今の自分は柊夜に出会う前のリストカットを始めたころに戻ってしまったみたいだった。自分が傷つくことで生きているということを感じる。

ベッド柵に腕をぶつけた。力いっぱい。