柚「…あれ、どうするの?」 私は恐る恐る点滴を指さした。 柊夜「柚の体温が高いから、これ以上辛くならないようにするんだよ。検査もしたいから採血もさせてね。」 柚「あれ、しちゃダメ!」 目にいっぱいの涙を溜めながら訴えた。 柊夜「柚ちゃん、まだやらないから泣かないで?」 柊夜「泣かなくていいよ。大丈夫だから。」 悠汰「先に診察させてね。」 そう言うと、悠汰先生は私の足元に布団をかけてくれて寒くないようにしてから聴診器を耳にかけた。