悠汰「ちょっとここで待ってて。すぐ戻るから。寒かったら先にベッド戻っていいからね。」
そう言うと悠汰先生は立ち上がり、部屋から出ていってしまった。
どうしよう。先生戻って来たらベッドに戻されちゃうかな…?私は病人じゃない…。
家に帰りたいよ。1人は嫌だよ…。
コンッコンッ
柊夜「柚、熱上がってきたんだって?ベッドに戻って診察させて?」
柊夜はそう言いながら私の前まで来てしゃがむと目線を合わせる。
悠汰先生も銀のトレーを持って入ってきた。
悠汰先生はトレーを机に置くと柊夜の隣でしゃがんだ。
2人の医者に囲まれてしまって私はうつむくことしかできなかった…。

