悠汰「俺、車出してくる。お前は柚ちゃん落ち着いたら連れて来て俺、車で待ってる。」
柊夜「わかった。」
悠汰先生は晴乃ちゃんを連れて出て行った。
柊夜「柚?深呼吸!」
柚「はぁ…はぁ…苦しいよ…。」
柊夜「ゆっくり深呼吸すれば大丈夫だから。」
柊夜は私を抱えて外に出た。
柚「はぁ…柊夜!出ちゃダメだよ!」
柊夜「大丈夫だから。」
柚「いやー!」
私は怖くて叫んだ。
柊夜はそんな私に声をかけ続けた。
車に着くと晴乃ちゃんは助手席で眠っていた。
私たちが乗り込むとすぐに走り出した。
悠汰「病院には、連絡しておいたから。」
柊夜「さんきゅ。」
悠汰「柚ちゃんやばいな。」
柊夜「外に出ることが柚には負担みたい。パニックで俺の声もうまく聞こえてないかも。」
悠汰「柊夜、なんでもいいから柚ちゃんに声かけ続けてて。」
柊夜「わかった。」

