それぞれが手のひらを傷つけ、手のひらを重ね合わせる。血が混ざる。
血が混ざることによって、ライアスは明らかにドリウスから悪魔としての力が流れこんでくるのを感じた。
やはり、ライアスが格下だったのだ。
しかし、それを嘆くのも面倒くさくなった。
力をもらう感覚は気持ちよかったのだ。