アバドンはライアス達を案内した後、部屋を出た。
その足で、主の部屋へと向かう。
主の部屋をノックする。
「サキマ様、嫉妬の君と、中級悪魔2人がいらしておりますがいかがいたしますか。」
「うん、全部見てた。」
サキマは水を張った銀の盆の中を見つめている。
金髪に白い肌、夕焼けの紫色の眼をしたほっそりとした少年がアバドンを見る。
色欲のユーギットの息子ということもあり、少年の姿でありながら色香を醸し出す姿だった。
「簡単に会う気ないし。ほいほい出てってナメられるの我慢できないし。」
「では暫くサキマ様はご不在ということにされますか?」
「嫉妬のは手強いがあんな小娘に血迷ってるようじゃ大したことないんじゃね。」
サキマは居留守を使うつもりのようだ。
「ただ…、あの中級悪魔ども、ただの中級悪魔じゃないな。」
「ライアスの方はある程度調べがついております。下級悪魔の中では知らぬ者はいないほどの怠け者だったとか。」
「ふん、それが今は中級悪魔とはな。究極の怠惰を求めるが故に勤勉に行き着いたってところか。」
サキマは思い出したかのようにもう一人いた悪魔のことをアバドンに尋ねる。
「白髪の男悪魔は何なんだよ。」
「ドリウスと申す者で、下級悪魔の中では有名な変態だったようですな。ライアスと血の契約をしております。」
「そいつも今は中級悪魔か~。ライバルとなりうる奴に力は貸したくないな。特に嫉妬のには。」
サキマは少年の姿をしていながら妖艶に微笑む。
「ふん、奴らの忍耐が切れるまで僕は部屋から出ないぞ。人間の使用人達にも伝えておけ。」
アバドンはサキマに向かって一礼すると静かにサキマの部屋を出た。
「神亡き今、魔界で一番偉いのはこの僕だ。」
父親は七罪、母親は上級悪魔。
しかも、サキマ自身は生まれながらに七罪の傲慢だった。
「神に一番近いのはこの僕だ。」
サキマの心に野心が宿る。
「せっかく、向こうから来てくれたんだ。嫉妬の君と神候補、両方始末するいい機会かもな。」
サキマは独り、邪悪な表情で微笑んだ。
その足で、主の部屋へと向かう。
主の部屋をノックする。
「サキマ様、嫉妬の君と、中級悪魔2人がいらしておりますがいかがいたしますか。」
「うん、全部見てた。」
サキマは水を張った銀の盆の中を見つめている。
金髪に白い肌、夕焼けの紫色の眼をしたほっそりとした少年がアバドンを見る。
色欲のユーギットの息子ということもあり、少年の姿でありながら色香を醸し出す姿だった。
「簡単に会う気ないし。ほいほい出てってナメられるの我慢できないし。」
「では暫くサキマ様はご不在ということにされますか?」
「嫉妬のは手強いがあんな小娘に血迷ってるようじゃ大したことないんじゃね。」
サキマは居留守を使うつもりのようだ。
「ただ…、あの中級悪魔ども、ただの中級悪魔じゃないな。」
「ライアスの方はある程度調べがついております。下級悪魔の中では知らぬ者はいないほどの怠け者だったとか。」
「ふん、それが今は中級悪魔とはな。究極の怠惰を求めるが故に勤勉に行き着いたってところか。」
サキマは思い出したかのようにもう一人いた悪魔のことをアバドンに尋ねる。
「白髪の男悪魔は何なんだよ。」
「ドリウスと申す者で、下級悪魔の中では有名な変態だったようですな。ライアスと血の契約をしております。」
「そいつも今は中級悪魔か~。ライバルとなりうる奴に力は貸したくないな。特に嫉妬のには。」
サキマは少年の姿をしていながら妖艶に微笑む。
「ふん、奴らの忍耐が切れるまで僕は部屋から出ないぞ。人間の使用人達にも伝えておけ。」
アバドンはサキマに向かって一礼すると静かにサキマの部屋を出た。
「神亡き今、魔界で一番偉いのはこの僕だ。」
父親は七罪、母親は上級悪魔。
しかも、サキマ自身は生まれながらに七罪の傲慢だった。
「神に一番近いのはこの僕だ。」
サキマの心に野心が宿る。
「せっかく、向こうから来てくれたんだ。嫉妬の君と神候補、両方始末するいい機会かもな。」
サキマは独り、邪悪な表情で微笑んだ。

