子悪魔ライアス★下克上~Der Traum des Teufels~

「ダーーーーーーーーァァァクぅぅぅぅううううぅ!!!!!!!!!!!」
ライアスが獣のような咆哮をあげ翼を出し、最速でダークに斬りかかる。
ダークは避けようとしたが、血の契約の疲れで少し肩口を斬り裂かれる。

ライアスは無意識に自らの魔力から刀身が紅い剣を創りだし、ダークの首につきつける。
ダークの肩からは血が滲んでいるが軽傷といった程度だ。

「私が死ぬまで尻尾を返さないと言った以上、こうなるのは必然だったな、ライアス。」

ダークとライアスの因縁がわからないイブナクは手を出しかねているが、構えだけは解いていない。

「戦うならどっちか片方ずつにしろ、補助が充分にできない。」
ドリウスが淡々と術式を組みながら淡々と忠告する。

「いくら面倒でもダークとは俺が決着をつけなきゃいけないんだ。補助はアフストイのほうにやれ、イブナクもアフストイの補助に回れっ!」
ライアスは即座に戦闘の補助を拒否する。
ライアスの猛攻を見る限りはライアスに補助は不要なように見えた。

ダークは瞬時に爪を伸ばし、剣を受け止め、弾き返す。

「本当に強くなったな、ライアス。」
ダークはまだ会話をするだけの余裕があるが、ライアスはダークの声を無視して、ひたすら剣を振り続ける。
「七罪のうち何人と契約した?」
ダークは世間話をしながらライアスの剣を受け流していたが、徐々に後ろに押されていっている。
「ダーク、オマエには大量の借りがあるが、もう言葉はいらない。」
ライアスの紅い瞳には強い闘志が宿っていた。
「そうだな。ルファン様が亡くなったあの日からな。」

ライアスとダークは傍目から見たら息のあった剣の舞を踊っているように見えた。