井上結城。
フッ、この人は私のブラックリストに登録だな。
しかも3位以内だぞ。
初対面で、しかもいきなり3位に入るなんて初めてだぞ。あんびりーばぼーだぞ。
光栄に思えよ!くそっ!
「ねえ、さっきから何騒いでるの?」
杉山君の影からこっそり結城君を睨んでいたら、また、誰かの声が聞こえた。
ん?この声どっかで。
「あー!!!!」
そう思った突如、叫び声が聞こえた。
いきなりの事にびっくりした私は叫び声が聞こえた方へ振り向いた。
「....お前!」
「夏樹君!!!」
振り向いた先にはあのフェロモンムンムンの夏樹君がいた。
「....なんで。....っまさか!」
私を見て呆然としていた夏樹君はいきなり何かに気付いたように仁君の方へ向き直った。
なんか忙しい人だなあ。
「仁!!呼び出しってこの事かよ?!」
そしてまた狂ったように叫び出す夏樹君。
君の辞書には静かにするという言葉はないのかね。
はあ~、やれやれ。
騒がしい夏樹君に呆れた私は、肩を竦めて溜め息を付いた。
そして、それを見ていた結城君はドン引きしていた、らしい。


