「初めてまして、僕は杉山雲雀といいます。」
「え、あ、初めてまして。」
杉山君は自己紹介をするとにこっと笑いかけながら私に手を差し出してきた。
私は少し戸惑いながらもその手を取った。
......笑いかけてきたのに、一切笑ってないように見えたのは私だけかな...。
「あ、俺の名前は。」
「中下陽君、ですよね?」
「え?」
自分の名前を名乗ろうとした時、何故か杉山君に遮られた。
え!何で知ってんの!
こわっ!エスパーですか!あんたは!
こわっ!
「少し君の事を調べさせていただきました。」
「.......え?」
その事を聞いて、エスパーではない事が分かったけど....。
それはそれで怖いよね。
ていうか、そっちの方が怖いよね。
......まあ、でもあの様子だと、ダミーの方の情報っぽいからいいか。


