夏樹君の呪いの呪文(?)と仁君の変な視線に耐えきれなくなった頃、授業の終了を知らせる鐘がなった。
そして今気付いた人生初のサボリ。
やべー!授業サボッちゃったよー!
私は人生初のサボリに少しの不安と少しのわくわく感に胸を踊らせていた。
きゃー!なんか大人になった気分ー!
これで私も大人のじょせーってやつ?
きゃー!
ほとんどはワクワクとドキドキが胸を占めていたが。
「おい。」
そんな事でうきゃきゃと喜んでいた私に仁君が話しかけてきた。
「ぬ?」
「お前さ、放課後に....。」
だが、そこで言うのをやめてしまった仁君。
放課後?
何がなんだか分からない私とは対照的に、それだけで分かったらしい夏樹君は急に慌てだした。
「お、おい!仁!それはやめっ。」
「うるせぇ。」
いきなり慌て出した夏樹君を一言で黙らせた仁君。
そんな二人にただならぬ空気が漂っているのは気のせいでしょうかね。奥さん。
わたしゃ、どーすればいーのでしょー?
「おい、中下。」
「うぇ?」
急に名前を呼ばれた事に驚いた私は、変な声が出てしまった。
キョドっちゃったよー!思いっきりキョドっちゃったよー!
「放課後、屋上に来い。」
「え?」


