「ああああ、どうしよ~!」




もうこの際族に入ったことは諦めよう!うん!



手遅れだし!!






重要なのはこの後の事だ。



「どうやって族を抜けよう...。」




いくら勝手に入らされたとしても入った次の日に抜けるのは無理だろう。




ていうか絶対無理だわ。





あの杉山君と仁君が許すわけがない。




....夏樹君なら私の味方になりそうだけど。






って今はそれはどうでもいい。



族に入ったからには倉庫や喧嘩、走りにだって参加しなきゃいけない。



まあ、私幹部ですし?




「いや、そこで胸張っちゃ駄目でしょ、私。」




だけど、あまり関わり過ぎたら抜けようにも抜けられなくなるかもしれない。





今回はなんか軽く族に入ってしまったけれど、本来なら族に入ったり抜けたりするのはあまり軽い事ではないはず。



しかも黒龍並みの族なら尚更。





「あ~、もう、面倒だなあ!!」