七海はさらに驚いている。


「ぅぅん…、あたしも…、陽太がスキ。」


2人は一瞬見つめあって、それから、軽くキスをした。


アタシと龍は、2人の時間を邪魔しないようにって、一緒に違うトコへ行った。


「ねぇ…、2人、良かったね。」


龍は軽く

「あぁ。」


と言って、日かげのところに行った。


アタシもついていったんだ。


そしたら、龍が小声でつぶやいた。

「せっかくのデートが台無しだよ。」


「へ…?」

え…、あたしなんかした?