★プロローグ★                  宗司side

俺はまだ・・・あの時アイツに言えなかった数々の言葉がある。

それを今、お前に贈るよ。

―――15年前―――
『待ってよ~宗司おいていかないで~。』

『ほらほら瑞穂こっちだよ~。』
当時俺は小学4年で瑞穂は今年の4月で保育園から小学校にあがったばっかりだった。
瑞穂はクラスには最初馴染めなかったが、それを逆手にとっていつの間にか俺が知らないうちにクラスの人気者になっていた。

そして、俺はいつの間にか瑞穂に恋をした。

だけど・・・神様は俺にとんでもない試練を与えた。

まさか・・・・瑞穂と離ればなれになるなんて・・・・・。

俺はまだ転校したくないのに神様はことごとく俺に悪戯しやがって・・・俺は未だ・・・・告白もしてないのにどうしてなんだ・・・もどかしい気持ちを残して俺は転校する。

『さようなら・・・わが街・・・そして・・・さようなら瑞穂・・・・元気でな。』










                           宗司side  end