なんて、妄想しながら学校へ自転車を走らせる。
「♪〜」
鼻歌なんか歌っちゃうほど、私の機嫌は良かった。
「おっはよー」
「うわ、ハイテンション…」
あまりの機嫌の良さに、若干引き気味の友達。
でも今は!
そんなの関係ないっ
いつも通り、キャーキャー言われる敦を見て、
少し嫉妬して、
眠い授業と闘って、
一日を終えた。
夕日が沈みかけてる。
「早く行こっ」
「帰ろうの間違いでしょ」
鋭いツッコミを流し、敦の家に向かった。
…遅くなるって、夕飯いらないのかな?
一応、作っておくべき?
なんて考えてる間に私の足はスーパーの中に踏み込んでいた。
「今日は、敦の好きなハンバーグにしよっと」
材料を買い、また足を敦の家に向かわせた。

