「でさー、こないだ佐藤の教卓にカエル置いたじゃん??あのあとオレ、見てたんだけど・・・」 「あっははマジでぇ!?」 朝の歩道を集団登校しつつ思う。 −−−・・・充実だ。宿題はやってないけど充実だ。満ち足りてる・・・いや、宿題やってないけど。このあと山崎と俺は佐藤に絶対呼び出し食らうけど。何か凄く『足りてる』。 何だろこの感じ・・・・・。 「真??」 「え、ああ何??」 まあ、良いや。 このとき、俺は気にしない事にしたのだった。