何だこいつ。 こんなん時間の無駄だ!! 「礼は言ったからな!俺は帰る!!」 「え?ちょっと・・・!!」 俺は上着を取り、立ち上がった。 「・・・ここ、どこだ??乃等町(ダイラチョウ)内か??まぁ・・・あの道はあんま余所者の通る道じゃねぇよな。」 俺が歩いていたあの道は、家と家の間のかろうじて『道路』ってカンジで、人もあまり通らない。 −−・・・そういやコイツ、あの時どうやって俺の前に現れたんだろう??