何でオマエに礼なんて言わなきゃなんねえんだよ!!テメエが俺をぶん殴ったんじゃねえかよ!!


素直が長所の俺は、それそのまんま口に出す。





しかしヤツは悪びれる様子もなく、小さく溜め息をついて


「・・・のど、渇いてない??」





なんて聞いてきた。






はぁ!?喉なんて・・・



「かっ!!」


「はい」


俺の前には、水の汲まれたコップが差し出されていた。






「熱中症みたいよ??」


「・・・」