「女子に笑顔振りまいてないで、俺だけの透の笑顔見せてよ」 「意味わかんないよ、はる――っ!」」 また唇を無理やり塞がれた。 甘い声が再び室内に響きわたる。 すると晴夏の顔はあたしの首に移動する。 それと同時に首筋にチクリと痛みが。 晴夏が顔をあげた 「これは俺のものっていう印ね」 そう言って晴夏はニヤリと笑った。 「し、印?」 「透は俺のもの。だから俺と付き合え」 「付き合え?」 「―――好きだ」