晴夏はもう少しで唇が触れてしまいそいになるくらい至近距離で見つめてきた。 「どうした?足がガクガク」 「は、晴夏…なんなのよ」 「そんな口きいていいの?また襲うよ?」 あたしは晴夏から目を反らす。 「こっち、見てよ」 真剣な顔であたしを見る晴夏今まで見たことのない晴夏だった。 「は、晴夏?」 「好きだ、ずっと好きだった。今もずっと」 「きゃっ」 その時、晴夏は私を近くにあったソファーに押し倒す。 あたしには似合わない声が出る。 「俺を見てよ、透」