キィン!!
ふぃぃぃ…!!
間一髪…!!
あと少し刀を出すのが遅かったらあたし、真っ二つだったな…!!
「くっ…!!この子娘がぁ…!!」
「あら、その子娘に打ち負かされているのはあなたよ?」
スパンッ…!!
大男の叫び声が聞こえる…
ふん、峰打ちなんだから勘弁してよね?
死なれたら困る…ここにいるやつら全員を牢屋にぶちこまないと意味がない!!
「桜ッ!!後ろ!!」
「へ?」
うそっ!!?
倒れたんじゃなかったのぉ!?
大男があたしに覆い被さろうとしてるっ!!
やばいっ!!
今回はさすがにやばいかも…!!
「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
もうだめっ!!
あたしは、覚悟して目を閉じた…

