……ん?…なんだか騒がしい…




ガチャン!!!!!!!!





パリーン!!!!!






ドカ!!!!ドサ!!!!バキ!!!!!!!!!!









"ハッ!!"と目を覚ますと、架凛と亜衣琉の背中が見えた。







「何?どうかしたの?」





寝ぼけている私に"ヤバイ"って顔をする2人。






辺りを見ると何人かが血を流して倒れている。








入学式早々喧嘩ですか…。





「優莉、雷神と同じクラス…だったみたい(汗)」




「そ。」




「まだ、寝ててもイイけど…ちょ、ちょっと!!優莉!!!!!」





架凛の願い虚しく私は席から立った。




「人様の睡眠の邪魔してんじゃねーよ、フッ(笑)」




低い声で私は言い放った。




2人とも私のあとを追いかけてきた。





視線を感じながらも私は教室を出た。
寝起きの悪さはピカイチ…。
更に寝てるのを邪魔される事も嫌いで最悪の気分。