潤SID




「あーーー!!!!やっと笑ってくれた☆」




その声にみんなが反応する。
が、2人の世界みたいで、みんなの視線には気付いていない。
クラスの奴らは特に気にする様子もないが、みんなだけは違った。




「優莉楽しそうで、こっちまで嬉しい。」



「架凛…私もだよ。」




「俺はなんか嫉妬だなーーーー。」



「そうなの?」




架凛が聞くと"うん、うん"と頷く圭。





俺もカナリ腹立つ。
何でだ。
嫉妬?……アイツがあんなに楽しそうにしてるのは、俺もまだみてない。
悔しい?…なんとも言えない。






「潤、顔こえー。」



「ッチ。」




玲沙のちゃかした発言に舌打ちで返してやった。
俺……優莉の事…好きなんだな。
改めて知ると余計に城田がムカツク。








潤SID-END-