私は忘れたよ‥

私達は仕事に対する熱意が同じだった。

真面目で真剣で責任を持って仕事をしていた。


定時になると帰っていく今時のシビアな若い子達と違って、夏のお迎えの時間ギリギリまで働いた。

芯壱が病院の日は義姉が居てくれるので、九時頃まで懸命に頑張った。


夜は事務所に二人っきりになる事もあった。


もちろん今みたいな関係ではないから、お互いがお互いのデスクに座り終始無言でパソコンに向き合っているような日がほとんどだった。