「もう、あつーい」 真っ赤な夏の顔を見て母であることを思い出した。 寝室に入ると芯壱は眠っていた。 芯壱はよく眠る。 夜中に起きて何かしているようだが何をしているのかいちいち確かめに起きるほど私も元気ではない。