私は忘れたよ‥

「おばさん、ゴミ出してから行くね。ママ?行ってきます」と夏が学生鞄を振り上げて走っていった。

「夏、気を付けなさいよ!」

「わかってるって!」

「どうしてあの子はいつもギリギリに出るのかしら…」
私はブツブツと文句を言いながら身支度を整えた。


「昨日も遅くまで電話してたのよ。きっと寝不足なのよ」
と義姉は芯壱に聞こえないほどの小さな声で夏をかばって言った。